鳥取トライアスロン協会

2012寒中水泳大会が開催されました!!


第19回目となる新年恒例の寒中水泳大会が1月9日成人の日に開催されました。「どんなに馬鹿げたことでも10年続けば伝統文化!」を合い言葉に続けてきたこのイベントも何と19回目。新春の恒例行事として定着してきた感があります。
年を追う毎に参加者が増え今年は、総参加者数約250名、そのうち実際海に入った人は実数で170名と過去最高の入水者を記録。
特に近年は子ども達の参加が急増しています。子どもは風の子元気な子とはよく言ったもので最後まで海中で遊んでいたのも子ども達でした。
また今年は何と県外からの参加者もいたようで遠くは千葉県や大阪からの参加があったようです。遠くからご参加いた
だいたみなさんありがとうございました。
当日は気温8度、水温13度、波高50cmと近年では最高のコンディションに恵まれました。

参加者の増加にともない暖をとる露天風呂の大きさも大きくなり、以前は自衛隊のメンバーにより手掘りで穴を掘っていましたが、最近は重機をレンタルして機械で露天風呂を掘るようになりました。お陰で前日の作業は楽になりましたがそれでも豚汁班は前日から500食分の仕込み作業など多くのボランティアスタッフが連休をこの事業にあてていただきました。こころから感謝いたします。


新年を迎えて一年の健康と飛躍を誓うという本来的な目的以外に大切なものがあることを最近強く感じるようになりました。それは現代社会にあって私たちは「耐える」という人間の潜在能力を発揮する機械が非常に少なくなってきました。寒ければスイッチをいれれば暖房が効き暑さにもすぐ対応できる。私が幼かった頃は日本は必至になって豊かさを求めていました。学校から帰っても今のようにお菓子がいつでも家にあるような時代ではなく、悲しいほどお腹がすいていた記憶があります。悲しいほど寒かったりお腹がすくような状況は今の子ども達にはありません。子ども達だけでなく大人もその耐える、我慢する能力が失われつつあります。身を切るような寒さの中で耐える気力と体力を身に付けることは実生活のなかで起きる困難に対処できる原動力になるような気がします。ただ最近県内のトライアスリートの参加が非常に少ないのが残念です。厳しい環境のなかでもフィニッシュラインを目指しいくトライアスリートこそ参加して欲しいと思います。


来年は記念すべき20回大会となります。成人の日に行われるこのイベントも20歳の成人の日を迎えることとなりますので来年は今以上に盛大で楽しめる企画を用意していきたいと思っています。来年またトライアスロンの聖地・皆生で会えることを楽しみにしています。


鳥取トライアスロン協会
鳥取県米子市皆生3丁目18-3
Tel. 0859-32-8351