皆生大会と姉妹大会となっている宮古島大会に先日、県代表として出場した湯田聡選手の大会レポートが届きました。
総合第17位と素晴らしい結果を残してくれました。
湯田聡(米子市)
第35回全日本トライアスロン宮古島大会に参加してきました。
結果は総合17位、年代別で3位になり、とても充実したレースをすることが出来ました。
宮古島大会に向けてのトレーニングは、1月に入ってから本格的にやり始めました。
悪天候で当初予定していたトレーニングが出来ず不安になることもありましたが、その時に出来ることを一生懸命やろうと決めて本番まで頑張りました。
【大会3日前】
岡山空港から那覇を経由して、宮古空港へ。
宮古空港に着くとテレビのカメラマンが宮古島入りするトライアスリートを撮りにきており大会の注目度の高さを感じました。
移動の疲れもあったのでバイクを組み立ててからホテルの周りを散歩したりして、ゆっくり過ごしました。
【大会2日前】
6時に起床、スイムを500mしてから朝食を食べバイク20km、ラン2km。体の動作確認の目的で疲労しないように心がけました。
この日は、夕方から開会式とパーティーがあったので、それまでゆっくり過ごしました。
【大会前日】
5時に起床、スイムを1kmしてから朝食を食べバイク8km。この日も疲労を残さないように体の動きを確認。13時にバイク預託をすませてから、大会の準備をしたり、レース展開をシミュレーションしたりして過ごし、21時に就寝しました。
【大会当日】
3時に起床、風呂に入り体を温めて筋肉をほぐし4時から朝食。炭水化物をしっかり食べレースにそなえる。前日から雨が降っており雨の中、最終受付、バイクチェック、荷物の受け渡しをすませ6時過ぎにスイム会場へ移動しアップを始める。スタート5分前くらいに悪天候による視界不良のため15分スタートを遅らせることが決定したので、気持ちを切らさないように心掛けスタートを待つ。
【スイムスタート】
スタートはイン寄り前から2番目の位置をとる。バトルはなく、最初の200〜300mは選手が密集して泳ぎにくい状況が続いたが、それ以降は、バラけてとても泳ぎやすかった。海は透明度が高く海底からダイバーが手を降っているのが見える。海中の視界が良いせいかプールで泳いでいる感覚でストレスもなくマイペースで泳ぐことが出来きました。
【バイクスタート】
スムーズにトランジットができバイクスタート。最初はペースを上げたい気持ちを抑え、気持ちの良いスピードで体の調子の確認とスイムで上がった心拍を抑えることに集中、雨が降っていたので路面の状況をしっかり確認しながら落車、パンクに気をつけて走行する。伊良部大橋に入る時には雨が止み徐々に天気も回復していき晴れ間も見えてくるようになる。この日の補給食はジェル(30分おきに1本)とエイドにある水分を補給し、エネルギー切れにならないように注意。また、初めて走るコースだったので、残りの距離と自分の体調を考えてペース配分を慎重に行う。
コースは、思っていたよりアップダウンがあり風も強かったが慎重にペース配分をしたおかげで疲労感はない。残り3km地点からランに備え軽いギアにして、トランジットのシミュレーションをしながらバイクフィニッシュ。
【ランスタート】
スムーズにトランジットができランスタート。バイクの疲労はなく気持ちよくスタートできた。下りスタートだったせいもあり1km通過のペースが速かったので、それ以降は本来のペースに修正。コースはアップダウンが激しくかなりキツイ、おまけに雨が降ったり晴れたり天気も目まぐるしく変わっていく、この日の最高気温は27度、エイドでは時間をかけて冷水で体を冷やし熱中症予防をする。21kmの折り返し地点を過ぎてからは、すれ違う鳥取県選手と声をかけ合い、チカラを貰ってペースを維持、30km過ぎになるとアップダウンの影響で足が重くなり攣りそうになる、ここからの1kmが長い…ゴールシーンをイメージしながら「1.2.1.2」とつぶやき「一歩ずつ確実にゴールに近づいているぞ!ガンバレ」と自分に言い聞かせ気持ちを上げていく。ラスト1kmの標識を見ると不思議と足が軽くなり無事ゴール。
【結果】
スイム 52:24(116)
バイク 4:39:05(18)
ラン
3:36:56(20)
トータル
9:08:25(17)
初めて参加する大会でしたが、過去に出場したことのある先輩方がアドバイスしてくださり安心して大会に参加することができました。
また、鳥取からも応援に来てくださり、とても心強くチカラになりました。
今回、日本のトップ選手の速さを肌で感じることができとても充実した大会になりました。
このような経験をさせて頂き本当にありがとうございました。
これからも上を目指して努力して行こうと思います。