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2017-05-19

第33回全日本トライアスロン宮古島大会レポート

ゲート

 第33回全日本トライアスロン宮古島大会に参加して

松本晃彦

【4/20 宮古島初日(大会3日前)】
早朝に車で岡山空港へ移動し、岡山空港→那覇空港→宮古空港と飛行機を乗り継ぎ目的地の宮古島へ。初めて宮古島へ上陸する為、上空の機内から見える景色に興奮しました。
この日は、ホテルに到着した後にスイム会場で試泳を予定していましたが、飛行機の遅延により時間が無くなった為、バラして持って来たバイクの組み立てに専念。
夜、同日に宮古島入りしていた鳥取県中部のトライアスロンチーム『石川道場』の石川選手、家髙選手、前田選手と合流し決起集会にて英気を養いました。
宴会
【4/21 宮古島2日目(大会2日前)】
宿泊している東急リゾートホテルの目の前がスイム会場ということもあり、この日は朝7時より昨日出来なかった試泳。珊瑚が削れて出来た白い砂浜に透明度の高い海は、プールと言ってもよいぐらい全てが見えました。気持ちよく約1km程度泳ぎ終了。その後は、朝食後にバイクコースの一部試走。名物となる伊良部大橋の試走と、ずっと噂に聞いてきた宮古島特有の『風』をチェック。コースを確認しながら40km程度を走りましたが、やはり風を強く感じました。レース当日も例年通りの風が予想された為、バイクでの脚への負担を覚悟しました。ちょっとビビりました。この日は、18:40からの競技説明会ならびに19:00からの開会式にも参加。
皆生大会と違って大会2日前に開会式が開催されるのですね。今大会より選手受け付けや開会式、閉会式に使用されるJTAドームは、宮古空港の目の前で大変広い会場。多くの選手並びに大会関係者で大賑わいでした。
伊良部大橋

【4/22 宮古島3日目(大会前日)】
宮古島地方は前日の深夜から雨・雷・竜巻注意報の大荒れ。この日も午前は雨と強風が残った為、何も出来ずにホテルに缶詰め状態。午後。宮古島大会は、大会前日にバイクをセットしなければいけません。しかも、必ずドリンクボトルを自分のバイクに2つセットした状態でチェックを受けなければならないというルールが存在します。(チェック後はボトルを外して持って帰ってもよいです。)私も他選手と同様にバイク・チェックイン。トランジション・エリアに並ぶ1700台のバイクは圧巻でした。

【4/23 宮古島4日目(大会当日)】
バイクラック
ナンバリング、 着替えバッグ預け、バイク最終チェックを暗闇の中で済ませる。私は初めてでしたので知りませんでしたが、多くの選手が懐中電灯やヘッドライトを持参しておられました。この時季のこの時間は未だ暗い。スイム・ウォーミングアップを終え、スタート位置を確認。結局、イン側に近い2列目を選択。朝7:00、いよいよ長い長い一日の始まり。先ずは落ち着いてスタートすることを意識し、周囲の選手に合わせながら自分のペースを作ることを心掛けました。『焦らない、慌てない』と何度も自分に言い聞かせ水の中での混雑を冷静に。しかしながら、その混雑はいつまで経っても解消されず第2ブイの1700m地点まで。結局、人数の多さに圧倒され自分の泳ぎが出来ずにスイムアップ。気がつかないうちに想定タイムを大幅にオーバー。《スイムラップ 1:01:37(314/1552)》

焦ってスタートしたバイク157km。スイム直後で呼吸が上がっている中、出遅れた時間を取り戻そうと必死に前を追い掛ける。すると、3km程進んだ地点で直ぐ後ろでバイクスタートをしていた鳥取の石川選手に追い付かれ「焦るな!自分のペースを作りなさい!」と激を飛ばされる。僅かな時間ですが私の後ろ姿を見ながら焦っているのを感じ取ってくれたのでしょう。出場経験豊富な先輩選手にアドバイスを受け、我に返れた気がしました。『レースは未だ始まったばかり。前半から飛ばし過ぎて潰れないように落ち着いて行こう』と、ペースを落として遠ざかる石川選手の背中を眺めながら感謝しました。二日前に走った一部試走以外は初めて走るコース。多くの人から『宮古島大会のバイクコースはフラットだから』と聞かされていましたが、個人的な感想としては‘フラットじゃない!’。そりゃ、地元の皆生コースに比べるとでしょ!と言いたくなるぐらい起伏に富んだコースと風に苦しみましたが、何とか最後までスタミナが切れることなくバイク終了。《バイクラップ 5:06:23(144/1552)》

どんな大会に出場しても最後のランのスタートから脚の痙攣に悩まされる為、今回はゆっくりしっかりと準備・補給をしてランスタート。すると、あれ?いつもより脚が動く。よし、行ける(痙攣する)所までは歩かずに頑張って行こうと決意しマイペースで走り始めました。ランコースは、至る所で選手に対する大応援やおもてなしがあり、本当に嬉しく楽しい大会。踊りや唄、太鼓や子ども達の声援など、脚の疲れや痛みを忘れさせてくれるぐらいの熱い熱いおもてなし。途中、幾度となく現れるアップダウンに脚が疲労しくじけそうになりましたが、沿道の声援や細かく設置されているエイドステーションに助けられ、これまた最後まで走り切ることが出来ました。《ランラップ》 4:32:29(306/1552)》 総合 10:40:29(191/1552)
表彰式2

【4/24 宮古島5日目(大会翌日)】
 15時からの閉会式・表彰式・ふれあいパーティーに参加させていただきました。レースを終えた選手並びに大会関係者の皆様の顔が笑顔で溢れていました。オリオンビール飲み放題!最高でした!!今回の宮古島大会出場のお話を頂いた時から、私は、今後の人生において大きな糧になると感じておりました。それは、大会期間中、現地でもずっと肌身で感じ取ることが出来ました。そして大会を終えた今、出場して良かったと確信に変わりました。この度、このような機会を与えていただきました鳥取県トライアスロン協会様には本当に心より感謝申し上げます。この頂いた経験を今後の皆生大会発展の為の何かの力に変えて行きたいと思います。ありがとうございました。

二度とない『黄色(招待選手)NO.12』。一生の宝物にします!
 
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