2016-10-19
第71回希望郷いわて国体トライアスロン競技報告
みなさま沢山のご声援ありがとうございました!
大会名:第71回国民体育大会希望郷いわて国体トライアスロン競技
開催日:平成28年10月2日(日)
開催地:岩手県釜石市・根浜海岸特設コース
競技距離:スイム1.5km バイク40km ラン10km
参加者数:各都道府県の成年男子2名、成年女子2名 成年男子94名、成年女子88名
県代表選手:成年男子 13位 岩本 敏(流通経済大学)、84位 浅井 教夫(日ノ丸自動車株式会社)
成年女子 36位 永田 美優(武庫川女子大学)、43位 小原 千絵(やまもと整形外科クリニック)
選手報告:
◎岩本 敏
まず初めに、国体に出場するにあたり、鳥取県トライアスロン協会をはじめ、沢山の方々に、ご支援、
ご声援、ご協力を頂きましたこと、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。本当にありがとうござい
ました。
大会では、8位入賞を目標に出場させて頂きました。大会当日は、万全の状態でレースに臨ませて
頂くことができました。また、積極的なレースを展開することができました。結果は13位と目標には届き
ませんでしたが、自分の全力を出し切ることが出来ました。今回の結果をしっかりと受け止めて、
再来年に行われる福井県での国体では、もっと上の成績を目指し、鳥取県に少しでも貢献させて
頂けるように、これからも精進して参ります。
震災の爪痕が残る中、復興の地でレースさせて頂きましたこと、大変光栄に思います。
誠にありがとうございました。
◎浅井 教夫
はじめに、先の東日本大震災、この度の台風10号の被害を受け、災害対策に
追われている主催者の方々、そして多数のボランティアの皆様、素晴らしい
大会を開催していただき本当にありがとうございました。
今大会から正式競技となった、希望郷いわて国体に初めて県代表として
参加してきました。
スイムが苦手な私にとって、国体のバイクはドラフティングレースで不利であり、
とても不安でした。予選会の湯梨浜大会が終わり、代表に決まってからは、
ひたすらスイム練習に励み、少しでも前で上がれるように練習してきました。
大会当日は水温21℃、ウェットスーツ着用不可となりました。都道府県ごと
に紹介され、岩本選手と握手をし「がんばろう」とスタートラインに立ちました。
ファンファーレが流れ、ドキドキしながら、「オンユアマーク、フォーン」2列目
からのスタート、落ち着いて集団に着くように泳ぎました。スタート直後は順調に
思えたものの、第1ブイ前あたりで両足がつり、それでも必死に泳ぎました。
2周回目、体は冷えきり、震えが止まりませんでした。さらに正常な思考力も
喪失し、恐怖すら感じパニック状態だったように思います。それでも必死に意識を
保ち、スイムを終えることが出来ました。
バイクスタート、足の感覚が全くなく、しばらくシューズも履けず、
よろけながらのスタート。震えも止まらず、足に力が入るわけもなく、ただひたすら
前だけ見て走りました。20キロあたりで選手を1人捕まえ、しばらくローテーション。
30キロあたりでは、3人でローテーションしながら、バイクを終えました。
この時点では思考力も戻っており「このまま良いところ無しで終わりたくない」という
気持ちで無我夢中で走りました。ランは2.5キロの4周回コースで、まわりの選手が
何周目か分からない中、とにかく前の選手を1人でも多く抜くことに集中しました。
時折、気持ちが切れそうになりましたが、監督、鳥取女子選手団、たくさんの方々の
声援で、最後まであきらめず走りきることが出来ました。本当にゴール出来たことが
すごくうれしかったです。
不甲斐ない結果となり、納得のいくレースではありませんでしたが、それでも国体
という大きな大会で戦えたことを幸せに思います。この大会を通じて次への課題も見え、
これからのシーズンオフ、どうすれば良いか考えながら練習に励みたいと思います。
そして来シーズンも、この経験を生かし、楽しみながらトライアスロンに挑戦したいと
思います。
最後になりましたが、県協会の方々、職場の皆様の御支援、家族、仲間の協力が
あったからこそ、この大会に臨むことができたと思います。本当に感謝しています。
ありがとうございました。
◎永田 美優
10月2日に岩手県釜石市で開催された第71回希望郷いわて国体トライアスロン競技に
鳥取県代表として出場しました。
大会当日、心配されていた天候は朝から晴れに変わっていました。競技開始時間の9時
には快晴となり、レースをするには最高の天気となりました。スタートはやや左寄りの
37レーンを選びました。
スイムではスタートから激しいバトルに巻き込まれることもなく、5~6人ほどの集団で
上がりました。
スイムから集団で上がりバイクに移りましたが、バイク約3キロ地点の上り坂でその
集団から離されてしまいました。必死で追いかけるものの、差は開くばかりでした。
どうすればよいのか考えていた時、私のすぐ後ろに別の集団が追いかけてきていることに
気付きました。私は一人で追いかけるより集団で走る方が良いと判断し、その集団に入る
ことにしました。途中でローテーションがうまく出来ず、
後ろの選手が私の後輪に当たってしまい落車するアクシデントがありましたがランに移る
ことができました。
ランは2.5キロコースを4周回しました。周回数を重ねるごとに調子も上がり、
今シーズンで一番良い走りができました。
結果はスイム、バイク、ランともに37位、総合36位でした。目標順位には届きません
でしたが、自分の力を十分に発揮できたので満足しています。
ホテルから競技会場への移動中、私は震災の傷跡、復興の様子を目の当たりにしました。
私は震災による被害の大きさ、自分が練習できるのは当たり前ではないということを改めて
実感しました。
東日本大震災から5年半が経ちますが、今も震災の爪痕は残っています。そんな土地で、
また大会直前には台風10号の被害に遭ったにも関わらず私たち選手がレースをすることが
できたのは、地元の方々の強い思いがあったからだと思いました。
いわて国体に出場するにあたり、支えていただいた皆さん、応援していただいた皆さん、
大会関係者の皆さん、ありがとうございました。また、国体という貴重な舞台で走らせて
いただきありがとうございます。
ここでの経験を活かし、来シーズンに繋げていきたいです。
◎小原 千絵
東日本大震災復興の架け橋。のサブタイトルのもと、
2016 希望郷 岩手国体が行われました。レース会場の釜石市のバイクコースには
仮説住宅が並び、ホテルの近くの川の橋には沢山の大きな三角コーン…その下には
割れっぱなしのタイル 未だ手付かずのままでした…
ホテルのエレベーターの横には津波の浸水位置のマーク、街中至る所で目にする
重機や工事現場に5年経った今尚、復旧・復興の大変さをまざまざと感じました。
そんな中での正式種目としてのトライアスロン競技の開催。ここ釜石市で開催して
頂けた事に大きな意味を感じました。本当にありがとうございます。
レースの方はメキシコの疲れを引きずり43位。県代表としての活躍はできませんで
したが、今ある私の力はだしきれました。もう出せる力はありません…レース後は
爽やかな気持ちでいっぱいでした。
男女2名ずつの県代表に岩本敏・永田美優のエフォーツ1期生が代表入りし、
教え子2人と代表選手として参加出来た事も最高の喜びです。この様なチャンスを
頂きました鳥取県体育協会様・トライアスロン協会様には心より感謝いたします。
選手としての国体参加は最後です。次回開催の国体では、監督として教え子達が
活躍できるサポートが出来る事、今からワクワクしています。私が出来る毎日の
努力はとても小さな事ですが…沢山の支えて下さる方々に喜んで頂ける様、
これからも努力していきます。
苦しみましたが、、、今シーズンもエイジチャンピオンに決まりました。
なんと来年の派遣はオランダです!子供達のサポートが主になりますが、働く主婦
アスリートとして来シーズンも私らしくがんばります。
応援してくださった皆様本当に本当にありがとうございます!!